【超スペシャルコラム】ジューシィ・フルーツ イリアさん&トシさん interviewed by ゆめたむボルタ


ボルタソニックのスペシャルアクト「ジューシィ・フルーツ」のイリアさん(Gt&Vo)、そしてなんと、飛び入りでトシさん(Drum)に、ゆめたむボルタ(ボルタソニック主催)がインタビュー!

オリジナルメンバーのお二人が語る再結成秘話や、あの楽曲の隠れたエピソードなど、貴重なお話を伺いました!


  • 本日は、よろしくお願いいたします!

イリアさん:…あっ!(通りがかりのトシさんを呼び止める)

トシもいますけどどうしますか?



  • え!良いんですか?!ありがとうございます!

これはすごいインタビューになりそうです・・・

トシさん:飛び入りですが、どうぞよろしく!


イリアさん:オリジナルメンバー2人でよろしくお願いします!



もう二度とバンドはやらないと思ってたの。

変わらずお綺麗なイリアさん


  • 早速ですが、まずジューシィ・フルーツ再結成への経緯についてお伺いしてもよろしいでしょうか。

イリアさん:当時、私は4年半の活動に満足しきって解散したから、もう二度とバンドはやらないと思ってたの。新しくメンバーを集めて組むっていう考えもなかったし。

それに、結婚や出産と色々あったから、ギターはしまい込んじゃって触れもしなかった。エフェクターもあげちゃったし・・・



●一度は音楽から完全に離れた生活をされていたのですね。

イリアさん:そうなのよ。

それがたまたま、恒田(※1)さんに誘われてライブを見に行った時に、ギターのアキシロさんやベースJEFFさんのいた「ゴーゴー・アップルズ」というバンドで飛び入りでギターを弾くことになって!

もう本当に何十年かぶりに!

※1・・・恒田義見さん (Drummer ex村八分、近田春夫&ハルヲフォン)


  • 思いがけないきっかけですね!

イリアさん:まさか、またギターを弾くことになるとはねぇ(笑)

ちょうどその時に「あの人は今!」みたいな番組からオファーがあって、迷っていたんだけど…良い機会かなと思って、お引き受けすることにしたの。

番組の方からは、「ジェニーはご機嫌ななめ」をカラオケでもいいので歌って欲しいって言われてたんだけど、やっぱりやるならバンドがいいなぁと思って、ゴーゴー・アップルズの皆さんにお願いをして演奏してもらったのよ。

そしたら、ちょうど収録の日に彼らのライブもあったから、そのままやっちゃえ!ってことで、お客さんの前でも演奏をしたらとても好評で!

次のライブにもジューシィ・フルーツの曲で何曲か参加していたら、たまたまトシが遊びに来たんだよね。





いいからお前ドラムやれよ!って

笑顔の素敵なトシさん


  • トシさん、ご登場!

トシさん:そうそう。恒田さんに、いいからお前ドラムやれよ!って言われて・・・

大先輩だから断れずに叩いたんですよ(笑)

そしたらお客さんがものすごく盛り上がってくれて!


イリアさん:じゃあ次は改めてジューシィ・フルーツ時代の曲をやろう!ということで、私、トシ、アキシロさん、JEFFさんの4人による「ジューシィ・ハーフ」の活動がスタートしました。


トシさん:オリジナルメンバーが4人中2人だから「ハーフ」ね(笑)


イリアさん:しばらくして、他のオリジナルメンバー2人からも許可をもらい、「ハーフ」から「ジューシィ・フルーツ」に襲名?いたしました!

最近ではJEFFさんがザ・コレクターズに参加するようになって中々忙しいので、不在の時にはTAKAちゃんがベースを弾いてくれています。


トシさん:TAKAちゃん大変だよね。編成によってベース弾いたり、ギター弾いたり。


イリアさん:彼はマルチプレイヤーだからね。

そして今年2月には、5人で新しいアルバムを出し、今に至ります。




ヤングギターのスコアがきっかけです!

憧れのジューシィ・フルーツのお2人を前に、本気で緊張するゆめたむボルタ


  • 恒田さんとお客さんの後押しがあったから、今こうしてジューシィ・フルーツのライブを見たり、新曲を聴くことができるのですね。

 なんだか感慨深いです!

イリアさん:ところで、気になっていたのだけど、どうやってジューシィ・フルーツを知ったの?



  • メタル好きの父の本棚にあったヤングギターのスコアページで、「KISS」「Ozzy Osbourne」に並ぶ「ジューシィ・フルーツ」という名前が妙に気になって、聴いてみたのがきっかけです!

イリアさん:ヤングギター!お父さんメタルが好きなんだ(笑)

当時は本当に色んな音楽雑誌に楽譜が載っていたからね~


トシさん:でもあれ、載ってたの全部適当だからね(笑)

楽譜通りに演奏しても音源と同じにはならないんだよ。

僕らも真似して、レコードを出すときには歌詞の上にコードを載せて遊んでたよね。



  • なるほど!歌詞カード通りに弾いても何か変だなぁと思っていました!

トシさん:そうそう!

わざと難しいコードは省略して載せてたからね。

本当は、複雑なおしゃれコードを沢山使ってるから。


イリアさん:だからジューシィフルーツをカバーするのって難しいんですよ。



  • とても難しいです!実は今回のボルタソニックでは、私のバンド(Kidder Friendly Club)で一曲演奏させていただこうと思っていまして…身をもって実感しております…!

イリアさん:あら!何やるの?



  • 「やっぱりアロハ」です!

トシさん:良いね!


イリアさん:これからの季節にぴったり!

ただあれはベースが鬼門よね。


トシさん:変態ベースだよね~沖山(※2)は変なベースラインを考えるから。

音源では実は、ベースを重ねて録ってるところもあるんだよ。

「ツインベース!」って言って(笑)

※2・・・沖山優司さん(Bassist exジューシィ・フルーツ、ビブラストーン)


  • ツインベース!ちょっと注意して聴いてみますね!

トシさん:実は色々遊んでる面白い曲だから是非聴いてみて!


イリアさん:私たちも、そろそろ「やっぱりアロハ」演奏する季節ね!

カバー楽しみにしてます!頑張って!!



  • ありがとうございます!頑張ります!!

今回のボルタソニックは、世代を超えた多くの出演者が、ジューシィ・フルーツの皆さんとの共演を楽しみにしています。

最後に、そんな彼らに向けてメッセージを頂けないでしょうか。

トシさん:普段若い人たちと共演することはなかなかないから、とても楽しみにしています。

困難もあるだろうけど、何事も楽しむ心を大切に頑張ってください!


イリアさん:まずは何にでもチャレンジをしてみてほしいです。

ジャンルや形式に囚われずに、やってみることで色んなものが見えてきます!

みなさんにお会いできることをとても楽しみにしていますよ!


●本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました!


記念撮影



ジューシィ・フルーツ

近田春夫氏のバンドだったBEEFを前身として1980年に結成。「ジェニーはご機嫌ななめ」でデビュー。1984年に惜しまれながら解散。その後、ジューシィ・ハーフ名義での活動を経て、2013年からジューシィ・フルーツとして単発的にライブ活動を再開。2018年2月には34年ぶりとなるニューアルバム「BITTERSWEET」をリリース。新旧曲を織り交ぜたライブは完売必須の大盛況。都内のライブハウスを中心に絶賛活動中。

☆ボルタソニックでの、ジューシィ・フルーツの出番は21:10から!要チェック!!☆



interviewed by ゆめたむボルタ(ボルタソニック主催)

photo by ミヤジ(Kidder Friendly Club)

[公式]ボルタソニック!2018.06.23.sat

2018年6月23日 音楽好きのフェスボルタ運営 キネボルタとゆめたむボルタが 新たなイベントを提案。 「プロ・アマごちゃまぜ」精神を受け継ぎ、 見る人も出る人も満足できる 次世代のロックフェスが幕を開ける。

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